2011年12月23日金曜日

GNOME アクセシビリティ・キャンペーン

2011年12月16日、GNOMEプロジェクトはアクセシビリティ・キャンペーンをアナウンスしました。アクセシビリティ機能を強化するために、広く寄付や協力を募っています。私もGNOMEユーザーとして微力ながら寄付しました。寄付はFrineds of GNOMEというサイトから行えます。

そもそもアクセシビリティとは何かというと、誤解をおそれず簡単に言えば、コンピューターを誰にでも使いやすくするということです。高齢者や障害者など身体機能が低下している人をイメージすると分かりやすいですが、たとえば視力が弱い人向けに画面を拡大表示したり、手が思うように動かせない人向けにマウスやキーボードに代わる入力手段を用意する、といったことがそうです。とりわけ高齢化が避けられない日本においては重要な課題となるものです。まさに私たちが必要とする(している)ものなので。(本当はアクセシビリティとは、もっと対象領域の広い言葉なので、詳しく知りたいかたは他の情報にあたってください。)

GNOME は以前からアクセシビリティの専門チームを設け、その改善・整備に力を入れて来ましたが、まだまだ課題も多いのが実情です。とくに今年は新バージョンGNOME3をリリースしたばかりであり、GNOME3への対応・テストにおいては、膨大な作業・支援がまさに今求められています。そのなかでも重要度の高い課題がアクセシビリティチームのページに簡単にまとめられているので、関心があればぜひご覧になってください。経済的な支援だけでなく、直接コードを書く、テストをする、など他の具体的な貢献方法も見つかります。

肝心の寄付の方法ですが、いくつかオプションがあります。気軽なケースでは、個人ベースで一度きり25USドルからの寄付が可能です。PayPalが利用できるのでアカウントがあれば手続きも簡単に済みます。もちろんPayPalを使わずにクレジットカードなどによるお支払いも可能です。正確な情報はFriends of GNOME公式サイトをご覧ください。
ちなみに、寄付をすれば最低でもGNOMEオリジナルのマウスパッドやステッカーセットが手に入ります。 (もちろん必要なければ断ることもできます)。また希望すれば寄付者リストに名前を載せることもできます。これはOSSへの貢献の物的証拠とも言えるので、理解のある知人に自慢することもできます[要出典]。

また、Friends of GNOMEのサイトには、Amazonへのアフィリエイトページがあり、こちらを経由してAmazonでお買い物をすれば、間接的にGNOMEを支援することができます。私はよく活用しています。

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